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「大手」というだけで、利用者は信用する

「大手」というだけで、利用者は信用するものだ。それは何も金利が法定利息内だからといったレベルではなく、利用にまつわる点ではすべて信用していると思う。ただ、その信用は十分に気をつけて頂きたい。大手の企業でも、信用というカードを逆手に取った悪辣なサギをやっているところもあるのだ。水増し請求の事件から学ぶべきことは、たったひとつ。自分の債務は常に自分で把握しておかなければならないということだ。「お任せ債務」はそれ以上に支払わされることにつながるので気をつけたい。お任せの会社にとっては、その手のズボラなお客さんがイチバンありがたい。要するに「カモ」というわけだ。みなさんは「カモ」にならないように気をつけていただきたい。

安全な場所として多大な信頼を得てきた

スパイやマフィアがでてくる漫画や映画のなかで、「スイス銀行」の名前を耳にしたことがあるだろう。「報酬はスイス銀行に振り込んでくれ」などという台詞が登場するように、スパイやマフィアへの成功報酬は秘密口座のあるスイス銀行に振り込まれ、堅くガードされることになっている。だが、じつは「スイス銀行」という名前の銀行は実在しない。スイス銀行とは、ある特定の銀行名ではなく、スイス国内に本店をもつ銀行の総称なのだ。そもそもスイス銀行は、18世紀に起きたフランス革命のときに、王侯貴族がジュネーブに資産を移したことからはじまる。第二次世界大戦のときは、悪名高いナチスからも資産を守りぬいた。そのため、スイス銀行は、資産を保護するのにもっとも安全な場所として多大な信頼を得てきた。

原油価格の決まり方にも問題が

そもそも、原油価格の決まり方にも問題がある。市場において、じっさいの需要と供給のバランスから価格が決まることを現物取引と呼んでいる。しかし、原油価格に多大な影響を及ぼしているのは先物取引なのである。先物取引とは1か月後、あるいは1年後など、将来のある決まった日に売買をすることを、あらかじめ決めておくシステムのこと。たとえば、ある企業が原油価格を1バレル=60ドルと想定していたとしよう。この価格は1年後、90ドルになる可能性もある。そうなるとコスト高は避けられないから、期日に1バレル=60ドルで買うという取り決めをするのだ。これによって、期日がきたとき、市場が90ドルなら利益を得られるし、逆に30ドルであれば大きな損失を出すことになる。