「医療はサービス業である」ことに言及しておきましょう。「医療はサービス業」という考え方に抵抗を示す看護師がかなり少なくなってきたことは喜ばしいことですが、いまだに「サービス業」という言葉にマイナスのイメージをもつ人がいることも事実です。サービス(service)という言葉は、文字でわかるとおり、日本に本来ある言葉ではありません。英語の辞書でひいてみると、serviceの日本語訳には貢献、尽力、奉仕、働き、功労、有益活動、奉仕事業などといった意味があてられています。ところが日本語の辞書では、サービスに「おまけ」の意味が加えられています。サービスをおまけとしてとらえるのは日本独特の使い方です。買い物をするときに「もう1個サービスしとくよ」と売り手がおまけをしたり、「もうちょっとサービスしてよ」と買い手が値引きを辿るのは、泌水氏が指摘する犠牲的サービスを指します。こういった使われ方があるせいでしょうか、サービスにマイナスのイメージをもつ方が多くなったのも仕方のないことでしょう。しかし、前述したように、本家本元の英語圏では、サービスをおまけの意味では使いません。
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